理にかなった器・・・漆器
江戸時代初期、会津の漆器産業は活気を呈していました。素地となる自然林が豊富で地元で採れる良質な漆を背景に、多くの熟練職人たちが腕を競い合っていました。
しかし近年では生活様式の変化に伴い、漆器に代わる生活用品が普及するようになりました。
伝統的な家具を見てもわかるように、日本人は木とともに独特の文化を育んできました。
汁物などの器を手に持ち、直接口をつけて食事をする日本人には、熱が伝わりづらい木製の漆器が適しています。
木製の器は、軽くてしっくりと手になじむ木質が、なごみと落ち着きを与えてくれます。
喜多方では地場産業政策の一環として昭和54年よりうるしを栽培しています。
「喜椀(よろこびわん)」は採れた貴重な漆を使用して一つ一つ丁寧にぬりあげられています。
学校給食で用いられている安心安全な器
喜多方の小学校では、それまで使われていたポリカーボネイト製の給食器が人体に害を及ぼす可能性が指摘されたことから、漆塗りの木製漆器を給食器として使用しています。
美しい艶とともに高い強度を誇る喜多方の漆だからこそ、大量の給食器を洗うための食洗機にも耐えられます。
【商品説明】
素材:天然木、喜多方産本うるし塗
サイズ:直径125mm×高さ46mm 容量:280cc 重さ:70g
※写真と実物商品の色について※
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